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TaskJuggler 3の特徴 [TaskJuggler]

この記事では、TaskJuggler 3で新しくなった機能をお伝えします。
但し、TaskJuggler 2にもあったのだけれども、筆者の不勉強のためここに列挙されているものがあったらごめんなさい。

目次
1.実装がRubyになった
2.GUIが無くなった
3.PDF形式のレポートが無くなった

1.実装がRubyになった
実装がRubyになりました。2.4.1まではTaskJugglerUIがKDE上で書かれていたため、コマンドラインで使う場合を除いて、KDEのある環境(実質的にLinuxのみ)でしか使えなかったと思います。

筆者が確認したところ、

  • Windows(XPと7で確認。別途Rubyのインストールが必要)
  • MacOS X(10.8にて確認)
で使えました。

2.GUIが無くなった
TaskJugger 2時代にあったTaskJugglerUIが無くなっています。そのため
  • スケジューリングプロセスは都度コマンドを起動する
  • テキストエディターを別途用意する
  • Gantt Chartの表示単位や表示期間などはtaskreportやresourcereportに設定する
と変わりました。特に3番めは、TaskJuggler 2ではGUI上で表示期間の設定を変更すると即座にGantt Chartに反映されていたのに比べると、毎回スケジューラを動かす必要があるので、面倒に感じるかもしれません。

一方、HTML形式のレポートでもGantt Chartを表示できるようになりました。

Gantt Chartを複数のメンバーで見たい場合、TaskJuggler 2では
  • それぞれがTaskJuggler 2を利用できる環境を準備する
  • TaskJugglerUIを使える人がGantt ChartをPDFで作成して配る
などといったことをしなければならないのに比べ、
  • HTMLと関連するCSSやJavaScriptをWebサーバに配置する
だけでよくなりました。また、TaskJuggler 3にはそのためのWebサーバプログラムも同梱されています。

3.PDF形式のレポートが無くなった

TaskJuggler 2のTaskJugglerUIで作成できたPDFファイルのレポートは無くなりました。PDFが必要な場合は、HTMLの画面をPDFWriterなどを経由させて、Webブラウザから作成するようにします。

次回予定

TaskJuggler 3の超入門編を何回かに渡って書いていきます。内容は、TaskJugglerのインストール、タスクの計画、実施時のトラッキングのやり方を簡単な例でお知らせしたいと思います。


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